フンシンペック(Funcinpec)党党首のノロドム・ラナリット(Norodom Ranariddh)殿下は、先日妻を亡くした交通事故で重症を負ったものの回復を続けており、不在時は長男に任命した。

 

8月8日付けの書簡で、ラナリット殿下が交通事故による怪我の治療をタイで受けている間、ラナリット陛下の長男であるノロドム・チャクラヴァス(Norodom Chakravuth)王子が党首に任命されることが発表された。

 

ラナリット陛下がタイのバンコクで治療を受けている間、チャクラヴァス王子が党を統制し、フンシンペック党への入党離党を管理する権限を与えられ、Pech Sodetha氏が党総書記長となったことも伝えられた。
 
 
 
フンシンペック党の広報担当者Nhep Bunchin氏は、党員らはチャクラヴァス王子を党首として温かく迎えたと伝えた。

 

Bunchin氏は「私達は チャクラヴァス王子の決断を支援する。 チャクラヴァス王子が長年に渡ってラナリット殿下に同行していたこともあり 、チャクラヴァス王子が当然だ」と語った。また、チャクラヴァス王子はエンジニアとしてフランスへ留学した経験もあると述べた。

 
 
同氏は「チャクラヴァス王子は若く見えるが、年上の政治家と働いてきた経験があるため、政治に関しては問題ない」と語った。同氏は、ラナリット殿下の療養期間が長期に渡ったため、フンシンペック党の党則により、主党代理を任命する必要があったと話す。

 

Bunchin氏は、ラナリット殿下の健康状態は徐々に改善しているが、医師からは退院の許可が出ていないと伝えた。また、元総書記長のYim Savy氏が副主党になることも伝えた。

 
 
Savy副党首は、タイとカンボジアの国境で起きた抵抗運動に自身の父親が参加していた1980年代頃から個人的にチャクラヴァス王子のことを知っていたと話す。
 
 
Savy副党首は「私はチャクラヴァス王子は素晴らしい人格の持ち主だと思う。チャクラヴァス王子は政治に関する経験はほとんどないが、私達が協力すれば、フンシンペック党は再び勢力を取り戻す事ができると思う」と述べた。
 
 
政治アナリストの Lao Mong Hay氏は、フンシンペック党党首は殿下によって皇太子が直接任命されるのではなく、立候補者のリストから選挙を通して選ばれるべきだと語った。

 

フンシンペック党は、1998年の選挙では43議席、2003年には26議席、2008年にはわずか2議席を獲得しか獲得できておらず、2013選挙で敗北し弱体化してきている。

 

先月の選挙期間中、ラナリット殿下は治療のため選挙活動に参加することができず、選挙活動に悪影響を与えたことを選挙関係者は認めている。